素人でもできた家庭菜園のコツ>微生物の助けを借りて堆肥を作る
落ち葉を積み込んで腐らせたものを腐葉土、
落ち葉や稲わら、刈り草等に肥料を加えて腐らせたものを
堆肥といいます。
堆肥は土つくりに不可欠でミネラル類なども含まれています。
落ち葉を庭の隅に積み上げたり、穴を掘ってその中へ、
落ち葉を積むだけでも、落ち葉堆肥を作ることは出来ます。
しかし、自然に任せるだけでは時間がかかるので、
積極的に微生物の助けを、借りることが必要です。
微生物が活発に働くためには、成育条件が必要です。
空気の好きな好気性菌や、酸素の嫌いな嫌気性菌、
また堆肥が発酵して温度が80度にも達するので、
発酵の過程でも温度により、成育する微生物が、
繁殖したり死滅したりする過程を繰り返します。
当初、少量の微生物が繁殖する為には、温度や栄養分が必要です。
その為、シートで覆って温度を保ったり、米ぬかや油粕等の栄養分や、
発酵促進剤を混ぜる場合もあります。
条件が整い発酵が順調に進むと、発酵による高温で雑草の種子や
雑菌を駆除する過程を繰り返すので、植物栽培に安心して、
使用出来る腐葉土が来上がるのです。
最後にビニールシート等で全体を覆う。
降雨により、水分過剰で発酵の停止予防、養分の流亡防止、
発酵を促進させる為に覆いを必ず行う。
約1ヵ月後発酵温度が上がったのを確かめ、
スコップで外側と中側を入れ換え、切り返しを行う。
切り返しを数回繰り返し、約8ヵ月程度で腐葉土が完成する。
夏場であれば5ヵ月程度で完成する。
糠によるボカシを作る、「楽して儲かる農業・みーつけた」等
いろいろ、試してみるのも面白いです。
常識を覆す微生物の働きで、農業を一変させると言います。
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