素人でもできた家庭菜園のコツ>タカナ(高菜)は九州地方を中心に栽培されている
タカナ(高菜)は九州地方を中心に古くから
栽培されているカラシナ(からし菜)の一種で、
カラシナ類特有の辛味を生かして、漬物などによく用いられる。
伊豆地方では、かき菜と言い周りから、摘み取り茹でて、
水につけあくを、抜いてから汁にも使う。
慣れると美味いから不思議だ、タカナには多くの在来品種があり、
主な品種には、三池高菜、紫高菜、長崎高菜、かつお菜などがある。
そのほか、結球する結球高菜、葉柄の内側にコブができる
コブ高菜などもある。(種まきは9月頃(秋まき)に行う。
幼苗期は暑さや寒さに強いので、カラシナよりも早く種まきができる。
発芽後、双葉が出たら間引き始め、
本葉4〜5枚で1箇所1本になるよう間引く。
追肥は本葉4〜5枚の頃とその1ヵ月後に行う。
年内どりの場合は、株が十分に大きくなった頃、
株元から切り取って一斉に収穫する。
冬越しして、翌春に収穫する場合は、外葉から少しずつ、
かきとって収穫すると、春先まで長く収穫が楽しめる。
気温が5℃以上あれば、冬でも成長し大株に育つ。
タカナは長日条件で花芽分化するので、
春にとう立ちして花蕾が見えてきたら、株ごと収穫をする。
とう立ちした花蕾もナバナ(菜花)として食べることができる。
1〜2本を残し、種を取り次の栽培に使用する。
野口種苗研究所では、自分で採取した種を、使う様にと進めている。
大手の種苗会社では1代交配の種が目立ち、
来期には、同じものが収穫できない。
|